こんにちは、そらえです!
税金を納めながら返礼品が貰えると人気の制度「ふるさと納税」
多くの人が申請の際「ワンストップ特例制度」を利用していると思いますが、コピー・切り貼り・ポスト投函…これらが面倒と思っている人は多いはず。
そんなあなたに朗報です!これらの手間を全部省き、スマホだけで完結する方法が登場したのはご存知でしょうか?
この記事ではワンストップ特例申請をスマホだけで完結できる「IAM(アイアム)の概要」や「申請の流れ」を解説しています。
ふるさと納税をするなら!人気No.1サイト
- ワンストップ特例制度にスマホ申請が追加!→要マイナンバーカード
- 従来通り書類ベースで申請も可能
- スマホ申請対応の自治体は150ヶ所(2022年12時点)
- 対象自治体は随時増加する見込み
そもそも「ふるさと納税」ってなに?
ふるさと納税を知らない人向けに概要を紹介。
ふるさと納税とは?
「寄附」という形で好きな地域を応援できる国の制度。寄付された地域は、その返礼として地場産品をプレゼントするという仕組み。
寄附金は所得税や住民税から差し引かれる(控除される)ため、実質負担2,000円で特産品が貰えるとってもお得な制度。

「*寄附分-2,000円」は住民税・所得税から控除しちゃうよ!
本来はただ税金を納めるだけですが、ふるさと納税を活用すると寄附金額(納める税金の額)に応じて返礼品を貰うことができるのです。

ふるさと納税は「次年度の税金を先払い」をしているんだよ!
◆仕組みはこちらの記事で紹介しています。
【おさらい】従来の申請方法
ふるさと納税を行った際、「寄附金控除」を受けるためにはいずれかの申請が必要です。
- ワンストップ特例制度
- 確定申告
ワンストップ特例制度 |
利用条件 ・確定申告が必要ない ・寄附した自治体が5団体以下 |
申請方法 ・送付された書類を記入後、郵送 |
ワンストップ特例制度は、面倒な確定申告をせずとも控除が受けれる制度。寄附後に送付される書類を郵送(ポスト投函)するだけの手軽さから人気の手続き方法です。
今回はこの「ワンストップ特例制度でもっと手軽に申請できる方法が増えたよ!」というお話です。これから紹介するアプリを利用すれば、スマホで気軽に申請できるようになります。
アプリ「IAM(アイアム)」とは?

2022年8月5日にリリースされた公的個人認証アプリ「IAM<アイアム>」
マイナンバーカードを使った公的個人認証(JPKI)で本人確認と電子署名がカンタンにできるアプリです。券面事項入力補助APでマイナンバー(個人番号)の取得もラクにできます。
分かりやすく言うと、マイナンバーカードを利用してオンライン行政手続ができるのです。
現在は「ふるさと納税・ワンストップ特例制度」の手続きのみですが、どんどん対応フォームも増えていく予定とのこと。2023年4月に向けて新たなフォームも開発中だそうです。

「e-Tax」と似たような仕組みだね!
※公的個人認証サービスとは?
オンラインで行政手続を行う際にマイナンバーカードを利用することで、他人による「なりすまし」やデータの改ざんを防いで安全・安心に申請や届出を行うために用いられる手段です。
ワンストップ特例制度がスマホで完結!
アプリ利用で、手続きが完全オンライン化!スマートフォン上の操作のみで、ワンストップ特例制度の申請手続きが完了できるようになりました。

アプリリリース当時は宮崎県都城市で先行導入のみでしたが、9月から他自治体でも順次利用開始に。
導入地域は9月末では約30の自治体が、12⽉時点では150の⾃治体を突破と発表されており、ますます「IAM<アイアム>」が広がっています。
従来の申請方法(郵送)が無くなった訳ではないので、自身に合う方法で手続きが可能です。
ワンストップ特例制度 | |
従来 郵送で申請 | NEW! IAM<アイアム>で申請 |
申請方法 ・送付された書類に記入 ・本人確認書類の添付 ・申請書の郵送 | 申請方法 ・アプリインストール ・届いた申請書のQRコード読み込み ・アプリで入力、本人確認 |

メリット・デメリット
寄附者と自治体どちらの立場でも、ワンストップ特例制度における負担の軽減が期待されるので、メリットが大きいと言えるでしょう。
「対応数は150か所(2022年12月時点)」と少ないのは懸念点かもしれませんが、自治体側の事情(申請チェックのコスト削減化)を考えると、「IAM」を導入する自治体は増えていくと予想できます。
新:スマホ申請の方法 (IAMの使い方)
先ほど紹介したスマホアプリ「IAM」を利用して、スマホでワンストップ特例制度を申請する方法を紹介していきます。
※自治体が対応してない場合、従来通り「郵送」での申請が必要です。

前提として、マイナンバーカード作成の際「電子証明書の利用を希望しない」にした人、もしくは「期限が失効している人」は利用できないよ!
●必要なもの

マイナンバーカード読み込みが必要なため、手元にNFC対応機種がないと利用できません。
機能が搭載されている代表機種は「iPhone 7~、AQUOS、arrows、Xperia、Galaxy他」です。詳しくは下記から確認できます。
また、マイナンバーカードには期限があります。カード自体は発行から10年有効ですが、電子証明書は5年です。実は期限が切れてて使えなかった…という場合も多いので注意しましょう。
さらに、マイナンバーカード作成した際に設定した「2種類の暗証番号」が必要です。
有効期限切れ、暗証番号を忘れた、ロックが掛かった際は住まいの役所で手続きが必要になります。
別の記事で『筆者が電子証明書を更新した際の体験談』を紹介しているので、申請に必要なものや流れを知りたい方はこちらをご覧下さい。

前置きが長くなりました。本題であるIAMの使い方を紹介しています。
❶アプリをインストール
スマホで申請するためには専用アプリ「IAM<アイアム>」のインストールが必要です。各ストアからダウンロードしておきましょう。
❷IAMでQRコードを読み込む
「IAM<アイアム>」で申請可能な自治体の場合、申請書もしくは別紙に「専用のQRコード」が記載されています。

届いた書類の中に、IAM<アイアム>申請用の「QRコード」があるかどうか確認する。
- 基本は申請書
- たまに別紙で記載もあり

アプリ「IAM<アイアム>」を起動し、画面下部にあるバーコードのアイコンタップ。アプリ内でカメラが起動するので、送付されたQRコードを読み込む。

クリックで拡大
QRコードを読み込むと、WEBブラウザが立ち上がる。申請に必要な情報が入力されているので、誤りがないか確認を行う。
左の画面では「申請書の番号・自治体名」
右の画面では「氏名・住所・生年月日など」を確認のうえ、2か所チェックボックスを埋める。(申請書と同様の内容)(性別欄は削除されました)
(※ふるさと納税を行った年の翌年1月1日時点での、住民票の住所と名前の一致が必要)
❸本人確認を行う
さて、ここでマイナンバーカードが登場します。
スマートフォンの『NFC/おサイフケータイ』の設定がONになっていることを確認し、暗証番号の入力とマイナンバーカード読み込みをしていきましょう。
NFCの設定方法は機種によって異なるので、この記事では割愛します。
【❷IAMでQRコードを読み込む】の続きです。

クリックで拡大
先程の情報確認が終了すると、IAMアプリに移り本人確認が求められる。まずはマイナンバーカードを発行した際に設定した暗証番号・2種類を入力する。
※マイナンバーカードの暗証番号は、連続で間違えるとロックが掛かる。(①は3回連続、②は5回連続)。解除は住まいの役所で手続きとなる。

次は、画面の指示に従いマイナンバーカードの読み取りを行う。なお、機種ごとにカード読み取り位置は異なるので注意。端末裏に搭載されているNFCマークを確認するのが手っ取り早い。

これにて申請完了!問題なければ1つの申請が2~3分で終了します。

手順❷で入力したメールアドレス宛に「電子申請送信完了のご連絡」という件名のメールが届いているはずだよ!
「署名用電子証明書用」とか「券面事項入力補助用」とかよく分からないよ!という方に紹介。
実はマイナンバーカードの暗証番号は4種類あるのですが、ほとんどの場合、「4桁の数字」と「6~16文字の英数字」の2つだけしか設定してないはずです。
だからこそ、残り2つは…?となりがちなのですが、4種類の内、1種類は6~16文字の英数字・3種類は4桁の数字で共通、と設定されています。
▼マイナンバーカードに関連するパスワード
パスワードは大きく2種類
[1]署名用電子証明書用
英大文字・数字を組み合わせた6文字~16文字
[2]利用者証明用電子証明書用
[3]住民基本台帳用
[4]券面事項入力補助用
数字4桁(※大抵[2]~[4]は同じ番号)
アプリのレビューと辛口回答
アプリをインストールしようとしたところ、レビューの低さが気になりました。
どんなレビューがあるのか読んでみると「利用者の認識不足」や「お門違いな意見」が沢山見られ、不当評価されていたのでまとめてみました。
実際に合ったレビューを要約し、ばっさり切り捨ててます。(※少し口悪めです)
IAMは自治体側が導入してないと使えない申請方法ですが…?ORコードがない=IAM利用不可と言うこと。大人しく「書類申請」をしましょう。
IAMは自治体側が導入してないと使え(同上)。文句は導入していない自治体に言いましょうね。
そもそも9月にリリースしたばかりで、数少ないのはしょうがないのでは?リリース直後に比べたら導入数増えているし、今後も拡大するでしょうから少し待ちましょうね。
マイナンバーカードを読み込めないのはアプリのせいではなく、ほぼ自身のスマホ・やり方のせい。「画像の通りにあてたのに~」って機種によって位置異なりますが?スマホケースすら外してないなら論外。
圏外なのに『スマホで動画見れない!○チューブアプリクソ!』と言ってること同じ、お門違い。
電子証明書の失効はマイナンバーカード側の問題、IAMの管轄外。更新やロックは住まいの役所でしか手続きできない決まりです。そもそも5年で期限切れだし、郵送で更新案内来てるはずですが…?
マイナンバーカード作る際に説明ありましたよね?自分の無知・物忘れを他責しないでほしい。暗証番号の入力無しで使える(本人確認できる)なら、他人のカードで悪い事できるけどいいんですか?
何かしらに躓いてしまい申請できなかった人が低評価、使い方を知っている・問題なく使えた人はわざわざレビューしないことで、総合レビューが低くなっているように感じました。
不満の声は大きくなりやすいのでしょうがないのかもしれませんね。
スマホで申請しなくてはいけなった訳ではないので、合わないのなら従来通り「書類申請」を利用すると良いでしょう。

百聞は一見に如かず、一度使ってみては如何でしょうか?
ペーパーレスやキャッシュレスと言うように、様々なものがインターネット上で処理されていく時代です。非常に便利な仕組みを自分が使えないからといって突っぱねるのは如何なものかと。
知らない・分からないと受け入れないのではなく、進んで調べる・複数の見方で捉えられるような柔軟な姿勢でいたいものです。
ふるさと納税は「楽天」がお勧め!
魅力は寄附金額に応じてポイントが貰えること。
なんと、通常の楽天市場でのお買い物と同じ要領でポイントが貰えます。寄附額の5~20%還元することも難しくありません。
上手く倍率を増やせば、実質負担2,000円分を上回るポイントが貰えるのです。

筆者が「実際に楽天でふるさと納税をした際のポイント還元数」はリンク先で詳しく紹介しています!
\「楽天ふるさと納税」利用者の声/
ポイント還元で実質タダにできる!

ふるさと納税の注文は毎年12月31日が締め切り、忘れずに!

ふるさと納税のワンストップ特例制度は寄附年の翌年1月10日が締め切り、こちらも忘れずに!
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