こんにちは、そらえです!
わんちゃんは人間と同じで日常的にケアが必要です。爪切りやシャンプー・足裏の毛刈りなど、全部を家でやるのは難しくとも一部のケアを自宅で行う人は多いでしょう。
セルフケアをする際、愛犬にできるだけ大人しくさせるコツを紹介しています。
大人しくしてもらうには?
セルフカットをする上で大切なのは、怪我などの事故を防ぐこと。そのためにわんちゃんには大人しくしてもらう必要があります。
セルフカットするにあたって気をつけるべきポイントを4つ紹介します。
❶高さのあるテーブルに乗せよう
床でカットしようもんなら自由に動き回ってしまうわんちゃんがほとんど。そんな時は高さのあるテーブルに乗せてみましょう。
犬は高い所が苦手。全てのわんちゃんに有効というわけではありませんが、テーブルに上に留まる子は多いです。ただし乗せた時は飛び降りないように注意を、思わぬ怪我に繋がってしまいます。
◆テーブルはトリミングサロンで見るような専用テーブルが理想的。高さ調節や滑り止めがあり、グラつきにくくなっています。合わせて「アーム」も利用すると更に効果的です。
- 豆知識:高いところが苦手な犬は多い
- 犬の祖先にあたる動物たちは平地や穴ぐらで生活しており、木のような高い所に登ることはありませんでした。
さらには猫と違い、しなやかな身体やバランス感覚がないため足場の不安定な場所も苦手。階段が昇れても、降りれない犬がいるのはそのためです。
❷動くものや音・匂いの情報を遮断しよう
色々なものに興味が出てしまうのが犬のサガ。
犬はヒトと比べ「動体視力」「聴覚」「嗅覚」が非常に優れています。
わんちゃんによって興奮ポイントが変わるので一概にコレと言えませんが、「動くもの(特に動物)」「音」「匂い」に敏感な子が多い傾向です。
- 人や同居ペットなどの動くもの
- フードなど興味のある音、匂い
- 金属音や大きな音
トリミングの最中に急な動きがあると非常に危険です。その気は無くても、ハサミやバリカンなどで愛犬を傷付けてしまうことも。場合によってはすぐに動物病院に連れていかねばなりません。
事故を防ぐためにも「興奮・そわそわさせてしまう要素」は極力事前に避けた環境でトリミングに挑むと良いでしょう。
- 豆知識:犬はヒトより「目・耳・鼻」が優れている
- ・視覚…動体視力はヒトの4倍以上。800m以上離れた場所でも動いているものを捉えれる。
・聴覚…1km以上離れた場所の音を聞くことが可能。特に高い音には敏感。
・嗅覚…ヒトの数千倍~1億倍優れており、わずかな残り香でも反応できる。
※年齢・犬種などによりバラツキあり
❸いきなり触らない
もしあなたが急に手を引っ張られたら…驚いたり、手を取られないようになどアクションすることはありませんか?わんちゃんも同じ気持ちです。
いきなり触ってしまうと、驚いて警戒態勢に入ってしまう、バランスを崩して台の上から落ちそうになる(落ちる)…なんてことに繋がってしまいます。
そうならないように、わんちゃんに心の準備をしてもらいましょう。
- 触る前は声をかけてこちらに気付かせる
- 触られることに慣れてもらう
- 足先や顔回りは敏感、いきなり触らず体から順を追って触れる
我が家のわんこの話ですが、散歩後の足拭きは慣れたもので拭きたい足をトントンと叩いて合図をすると、重心をずらしてくれます。
もちろんこの子でも、いきなり足を持てばバランスを崩してしまいます。
❹上手くできたら褒める
犬は基本的に損か得をてんびんにかけ打算的に判断する損得勘定で行動しています。そしてヒトの言葉が分かりませんが、学習能力があります。
よくトレーニングで「まて」「おすわり」などコマンドを覚えさせる際フードを使っているのを見かけますが、これらはまさに犬の損得勘定を利用して学習させているのです。
▼「コマンド」を覚える (犬側視点)
①なんだかフード貰えた…?
②座ったらフード貰えるのかな?
③ただ座るだけじゃフード貰えないのか…
④「〇×※△(おすわり)」と言われた後に座ったらご飯貰えた!
『おすわりという言葉で座ることを学習する』
「おすわり(という音)」を言われて座れば良いことが起きるんだ!
我々ヒトもそうですがご褒美があると頑張れるものです。小さな子供を思い浮かべるとわかりやすいですね、「ゲームがやりたいから宿題頑張るぞ」といったニュアンスです。
犬も同じようなもの、頑張ったらたくさん褒めてあげること。トリミングが嫌なイメージにならないように徹しましょう。
おやつをあげて喜ぶわんちゃんの姿は可愛いものですが、あまり与えすぎても良くありません。ここぞという時に利用しましょう。
飼い主が1トーン声を高くして褒めるのでも十分効果はあります。
- 質でも量でもなく出来事が大事
- 特別なおやつが無くても、いつも食べているドライフード1粒/回でも十分。「飼い主からフードを貰えた」というコミュニケーションが大事なのです。
ちなみに、犬の肥満は飼い主の誤った健康管理が原因であると言われています(病気や拾い食いなどは除く)。なぜなら犬は自力で食事を得ることができず、ヒトに与えられたものを食べるのが基本だからです。
フードは一日の食事量を超えないよう、次にあげるご飯から取り出すといった工夫をすると与えすぎを防げます。愛犬の肥満に悩んでいる方は「食事とおやつのカロリー計算」「同居人がおやつを与えてないか」「拾い食い」などをチェックしてみると良いでしょう。
セルフカットの心得
自宅でだからこそマイペースに
「トリミング=嫌なこと」と結びつかないように、作業ができたらしっかり褒めてあげましょう。段々お利口にできる時間が伸びていくかもしれません。
また、無理して1日に作業をやりきるのではなく日を分けるのも手。今回は爪切りと足裏、次回はシャンプーと小分けにできるのはセルフカットの利点です。
トリミングサロンを利用する場合ほとんどがフルコースのため、家に帰ったらぐったり寝ているなんてことも珍しくありません。
愛犬の負担を軽くできるので、高齢や心臓病などの疾患を持っているわんちゃんには特に有効的でしょう。
無理は禁物、プロに頼むのも視野に
わんちゃんの性格によってはセルフカットが難しい子もいるでしょう。大人しくできない・噛んでしまう・バリカンの音を嫌がるなど理由は様々あります。
無理にセルフカットを実行してケガしてしまった場合、お互いが不幸になってしまいます。
「サロン代節約のつもりが返って治療費のほうが高くなってしまった」なんてことに繋がりかねません。まさに本末転倒、良い事なしです。
セルフケアが難しい・危険ということであれば、トリミングサロンや動物病院などプロに任せるのも一つの手。自分のためにも愛犬のためにも無理をしない範囲に留めておきましょう。
◆便利な道具は愛犬にも飼い主のためにもなります。トリミングを行う際、あると便利なアイテムを紹介しています。
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